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いますぐ実践! 食べる順番ダイエット

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食べる順番ダイエットとは?

カロリー計算、その日に食べた食材の品目、栄養素……、きちんと考えた方がいいということは分かっていても、なかなかできることではありません。毎日のことですから、1回1回頭を悩ませていると、食事をするのが億劫になってしまいます。

そんなときに、覚えておきたいのが「食べる順番ダイエット」。いつもの食事の食べる順番を変えるだけで、血糖値の急上昇を抑え、満足感を得やすくする、という簡単な方法です。たったこれだけのことで、老化を促進する「糖化」を抑え、脂肪を溜まりにくくする効果も高まるので、実践しない手はありません。

では、さっそくそのやり方を説明していきましょう。

食物繊維→タンパク質→炭水化物の順に

食べる順番は、1)野菜などの食物繊維、2)肉や魚などのおかず、3)ご飯やパンといった炭水化物、たったこれだけです。

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同じメニューを食べても、どんな順番で食べるか次第で、まったく違う吸収のされ方をするので、覚えておくと得ですよ。

 

食物繊維

食物繊維は、脂質や糖質を吸着して、排出させる働きをします。ですから、まず「野菜」「海藻・キノコ類」「コンニャク」などを最初に食べることで、次にやってくる脂質・糖質を待ち受ける準備をしておくことができるのです。

ただし、糖質がたっぷり含まれているドレッシングや、ソースには要注意! また、サラダと名前がついていても、マカロニサラダやポテトサラダは、ほとんどが炭水化物です。いきなり最後の「炭水化物=糖質」を最初に食べるのと同じになってしまいますから注意しましょう。

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タンパク質

次にタンパク質。いわゆる肉や魚などメインディッシュと呼ばれるものや、豆腐や納豆などの植物性タンパク質も含まれます。

満足感を得るには、多少の脂質があった方がいいのですが、焼肉、ステーキ、揚げ物など、超コッテリ系のおかずの場合は、「一番最初に食べるよりはマシ」くらいに考え「食べる順番」をあまり過信しすぎないようにしましょう。

また、糖質を多く含む甘いソース(とんかつソースやステーキソースなど)は、できるだけ避けた方が効果的です。

炭水化物

最後は、炭水化物でシメます。空腹時に炭水化物(糖質)をとると、一気に血糖値が上がってしまい肥満への道まっしぐらです。けれども、この順番で食べると徐々に血糖値が上がるため、体内の調整がスムーズに進行しています。そこで、最後に炭水化物をとることで、脳が「いよいよシメだ」と認識してくれるので満足感を得ることができるのです。

「炭水化物ぬきダイエット」が流行っていますが、炭水化物をまったくとらないと、いつまでも満足感が得られず、結局「ガマン」を強いられることがストレスになり、リバウンドにつながりやすいので注意が必要です。

また、お腹がすいて寝る前に間食したくなる、という最悪のパターンに陥りやすいのも「炭水化物断ち」にありがちです。

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食べる順番は、偏りのない食事へのステップ

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食べる順番を守ったとしても、量のバランスは考えなくてはいけません。ほんの一握りの食物繊維で、ボリュームたっぷりのステーキや、山盛りのごはんを受け止めることはできるはずがありません。

けれども、ここで大事なのは、順番を意識することなんです。食物繊維から食べようと思っても、丼ものではわずかなタマネギや飾りの青ネギくらいしかありませんよね。パスタやラーメンなどの麺類も、具材の野菜はごくわずか。その中からチマチマ野菜を取り出しているうちに、肝心の麺がのびてしまいます。

つまり、この「食べる順番」を意識すると、自然に「単品の食事」でなく、サラダや煮物といったサイドディッシュを一緒に食べようとする癖が付くんです。

このように「食べる順番ダイエット」は、痩せようとするだけでなく、偏りの少ない食生活への第一歩になる効果があります。無理な我慢を強いるのではないので難なく続けられ、それが習慣になると自然とバランスの良い食事をとりたくなる、というわけです。

誰だって、「これを食べてはダメ」「これを食べなきゃダメ」と言われるより、「これと一緒に食べるともっとイイですよ」と言われる方が楽しく実践できますよね。

何事も、プラス思考でないと長続きしません。そういう意味では、とても手軽で持続性のあるダイエットだといえるのではないでしょうか。

 

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