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健康豆知識

女性に多い脳腫瘍「髄膜腫」とは?


body_nou 脳ドックや頭を打ったときなどに受けたCTやMRIで、たまたま見つかることが多い髄膜腫。いきなり脳に腫瘍があると言われたら、誰だって頭が真っ白になってしまいますが、その9割以上は良性腫瘍です。けれども、突然のことではお医者さんの説明も頭に入りませんよね。まずは、落ち着いて髄膜腫とはどんな病気なのかを知っておきましょう。

髄膜腫の大半は良性腫瘍

髄膜腫とは、脳を包んでいる膜(髄膜)に発生する腫瘍です。脳腫瘍の中でもっともよく起こる腫瘍の1つですが、そのほとんどは良性の腫瘍で、悪性の退形成性髄膜腫は1〜3%ほどだといわれています。特に症状が出ないことも多く、脳ドックなどでCTやMRIを撮った際に偶然見つかるケースが多々有ります。

腫瘍はゆっくり時間をかけて大きくなることが多く、腫瘍の場所や大きさによっては経過観察のみで済むこともあるので、髄膜腫と診断されても即手術になるとは限りません。ただ、その場合は、定期的な検診が必要です。

悪性度 内容 全体の割合
グレード1 良性髄膜腫(根治が望める髄膜腫) 約90〜95%
グレード2 中間悪性髄膜腫(再発しやすい髄膜腫) 約4〜7%
グレード3 退形成性(悪性)髄膜腫 約1〜3%

原因は?

髄膜腫が発生する原因は判明していませんが、中年以上の女性に多く、その数は男性の倍といわれています。また、乳がんや子宮がんなど、女性特有のがんと合併するケースもみられることから、性ホルモンとの関係があるのではないかと推察されています。

どんな症状が出るの?

症状がないことが多いのですが、腫瘍のできた位置や大きさによっては、様々な症状が出ることがあります。特に、高齢者の場合は「老化のせい」と勘違いしたまま見過ごしてしまう症状もあるので、注意しましょう。

腫瘍が大きくなったときの症状

脳や血管などを圧迫するために、以下のような症状が現れます。

頭痛・めまい・歩行時のふらつき・運動麻痺・てんかん(けいれん発作)・記憶障害(物忘れが多い)など。

腫瘍が小さいうちから現れる症状

脳神経を圧迫する位置に腫瘍ができた場合、小さいうちからでも以下のような症状が現れることがあります。

目が見えにくくなる・ものが二重に見える・顔がしびれる・片耳が聞こえなくなるなど。

脳ドックの大切さ

早期発見さえできれば、それほど怖がることのない髄膜腫ですが、知らずに放置していると大変なことになる可能性があります。髄膜腫にかかる人が増える40〜50代からは、定期的に脳ドックを受けた方が安心です。私の知り合いで2人髄膜腫になった人がいるのですが、その話を聞いて、定期検診の大切さがみにしみました。

ケース1 高齢だから物忘れが出てきたと思ったら……

つい先日、知り合いの家族の方がかなり深刻な髄膜腫になり、13時間もかかる手術を終えられました。80代と高齢のため、物忘れが激しくなったのは老化のせいだろうと思っていたところ、ある日を境に歩行困難になり、その原因が脳腫瘍であることが発覚したとのことでした。

そして、腫瘍は脳内に浸潤して血管を巻き込むほど大きくなっており、手術ですべてを取り切ることが不可能な状態だったとのこと。幸い意識は戻ったものの、体を動かすことができず、言葉も発することができない状態で、今後はリハビリを続けて、どこまで機能を回復できるかにかかっているそうです。

担当医からは、おそらく10年以上かけて大きくなったのだろうと告げられ、もっと早く病院に連れていけば……と後悔していました。

ケース2 数年の経過観察を経て手術を終えた女性

同じマンションに住む女性が、1年ほど前に髄膜腫の手術で入院されました。脳腫瘍の手術をすると聞いて驚く私に、彼女は「大丈夫、大丈夫。良性腫瘍だし、そんなに大したことない手術だから」と言うのです。

よく話を聞いてみると、もう何年も前に脳ドックで髄膜腫が見つかり、経過観察をしていたところ、定期検診で大きくなっていることがわかり、そろそろ取ろうということになったそうです。一人暮らしの方なので、何か手伝えることはないかと聞いたのですが、仕事の調整から入院の準備まで前もって準備しているので、全く心配はないとのことでした。

そして、1週間ほどで退院され、今も何事もなかったように元気に仕事をされています。脳の手術というと髪をすべて剃ってしまうのかと思ったのですが、パッと見たところ、入院前と全く変わりがありませんでした。

セカンドオピニオンのすすめ

髄膜腫と診断された場合、腫瘍ができた位置や大きさによって、経過観察をするのか、あるいは即手術を勧めるのか、その判断は脳外科医によって違ってくるといいます。

どんな手術にリスクはつきものです。ましてや脳ともなれば、一歩間違えば一生取り返しのつかないことにもなりかねません。

目の前に選択肢を並べ、メリットとリスクをきちんと把握して、納得できる治療方法を選ぶには、セカンドオピニオンは不可欠です。では、どんな時にセカンドオピニオンを受けるべきなのか。

これはあくまで私の考えですが、何度聞き直しても、詳しく説明をしてくれない、あるいは「○○○の方法しかありません」と1つの選択肢しか提示されなかった場合は、セカンドオピニオンを受けることにしています。

自分自身のことはもちろん、家族のことで後悔しないためにも、選んだ治療法に納得できるようにしたいものですよね。

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